自然の恵みと思っていた菌根菌を自分の好きなように使えます
菌根菌は樹の細根に絡みついて生きる菌類のことで、基本的に植物と共生関係にあります。(例外もあります)
細根に形成した菌根では養水分吸収力が最大3倍になるとされます。
菌根菌と共生するメリットは他にも
①リンをはじめとする土壌養分の吸収が促進される
②根を菌が覆うことで乾燥害や凍害から守る
③同時に病気や害虫の攻撃をブロック
があります。
菌根菌を手軽に、そして確実に皆さんの盆栽と共生させ、樹を元気にするお手伝いをします。
菌根菌資材「盆栽共生菌」では、外生菌根菌マツ科用、アーバスキュラー菌根菌、外生菌根菌ブナ科用の3シリーズをご用意。
対応樹種例
アーバスキュラー菌根菌
真柏、杜松、サクラ、ウメ、ツバキ、ケヤキ、カエデ、モミジ、ヒメシャラ、カリン、ロウヤガキ、ピラカンサ、カイドウ、姫リンゴ、クチナシ、キンズ、ウメモドキなど
外生菌根菌マツ科
クロマツ、アカマツ、ゴヨウマツ、エゾマツなど
外生菌根菌ブナ科用
ブナ、イヌブナ、コナラ、ミズナラ、クヌギ、カシワ、クリ、カシ類、シイ類など
外見でも菌根菌の効果は確認出来ます
これまで菌根菌は植え替えの時、鉢から盆栽を抜き取って、用土中の細根を確認しないとわかりませんでした。しかし、菌根菌の効果は外見でもわかります。
例えば、
- 黒松では短葉化します。新芽の数が増え、芽が太くなります。その新葉はしっかりとした短い葉になります。
- モミジ・カエデなどでは劇的に小枝が増え、葉の数が増えます。全般的に、松柏類ではしっかりとした短い葉のどっしりとした盆栽に、雑木類では小枝や葉が多い密な盆栽になります。
※肥料をたくさん与えると普通の長い葉になったり、枝数が増えずに枝が徒長してしまうのでご注意下さい。
盆栽共生菌の使い方
① ゴロ土、用土を入れ、通常の植え付け準備をする
② 用土上に菌根菌資材をふりかける
③ 前面にしっかりと敷き始める
④ その上に樹を植え付け、針金で固定する
⑤ 通常通り樹を植え付けて、これでOK!